【整体師が解説】静の疲れと動の疲れの違いとは?肩こり・腰痛の原因は“動かない疲れ”にあった!
あなたの疲れは「静」?それとも「動」?
日々の疲れを感じたとき、多くの人は「働きすぎた」「運動しすぎた」と考えがちです。
しかし実は体を動かさないことが原因で起こる“静の疲れ”が、現代人の不調の大きな要因になっています。
接骨院でも、肩こり・腰痛・だるさを訴える方の多くが、この「静の疲れ」を抱えています。
この記事では、整体師の立場から「静の疲れ」と「動の疲れ」の違い、そして静の疲れを解消するための具体的な方法をお伝えします。
静の疲れと動の疲れの違い
● 動の疲れとは
「動の疲れ」は、スポーツ選手や肉体労働など、体をよく動かす人に起こる使いすぎによる疲労です。
筋肉を酷使することで乳酸などの疲労物質が溜まり、筋肉痛や重だるさとして現れます。
休息や睡眠、栄養補給をしっかり取ることで比較的早く回復するのが特徴です。
● 静の疲れとは
一方で「静の疲れ」は、デスクワークやスマホ操作など、長時間同じ姿勢を続けることで起こる疲労です。
体を動かしていないため自覚しにくいのですが、筋肉が固まり、血流が悪くなることで、
肩こり・首の痛み・腰の重だるさ・むくみ・冷えなど、慢性的な不調を引き起こします。
静の疲れが溜まる原因とは?
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長時間の同じ姿勢
特に座り姿勢では、骨盤が後傾し、背中が丸まり、首が前に出ます。
この姿勢が続くと、首・肩・腰まわりの筋肉が緊張しっぱなしになります。 -
血流の低下
筋肉が硬くなると、血液がうまく循環せず、酸素や栄養が届きにくくなります。
老廃物も排出されにくくなるため、「疲れが抜けない」状態になります。 -
浅い呼吸
デスクワーク中は呼吸が浅くなり、自律神経が乱れやすくなります。
これにより、肩こりや頭痛、集中力の低下を招くこともあります。
静の疲れは“体を動かさないこと”が原因でありながら、放っておくと慢性的な痛みやコリに発展する厄介な疲れなのです。
静の疲れを解消する3つのポイント
① こまめに「立ち上がる」
1時間に1回は立ち上がりましょう。
軽いストレッチや背伸びをするだけでも、固まった筋肉がゆるみ、血流が一気に改善します。
「トイレに行く」「水を飲みに行く」など、動くきっかけを意識的に作るのがコツです。
② 「歩く」ことで血行を促す
ウォーキングは静の疲れ解消に最も効果的です。
特に1日20分ほど、リラックスしたペースで歩くだけで、全身の血流が活性化し、筋肉もほぐれます。
「疲れたときこそ歩く」――これは整体師としても強くおすすめしたい習慣です。
③ 「呼吸」を整えてリラックス
深呼吸を意識することで、肩や首の緊張が和らぎ、自律神経のバランスが整います。
1日数回、ゆっくりと息を吸って吐くだけでも、体の巡りが変わります。
整体で「静の疲れ」を根本からリセット
自分では動かしているつもりでも、筋肉や関節の可動域が制限されていることがあります。
整体では、固まった筋肉を緩め、血流とリンパの流れを整えることで、静の疲れを根本からリセットできます。
「マッサージしてもすぐ戻る」「慢性的なコリが抜けない」という方は、体のバランスを整えるケアがおすすめです。
まとめ:動かない疲れこそ“動く”ことで癒す
静の疲れは、現代人の多くが抱えている“見えない疲れ”です。
この疲れを解消するカギは、「動かすこと」「巡らせること」。
歩く・伸ばす・呼吸する――
たったそれだけで、体は本来の軽さを取り戻します。
疲れを取るために休むだけでなく、「動いて疲れをとる」。
これが、整体師が考える本当の疲労回復法です。
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