椎間板ヘルニアで手術が最良の策とは言えない理由
椎間板ヘルニアでの手術をされる方は
人口10万人当たり46.3人、男女比3:1
年齢は20~40代が多いという
データがあります。
椎間板ヘルニアの原因になるものとして
労働・喫煙などが挙げられ最近では
遺伝も関係していると発表されていますが、
これには正直疑問に思わざるをえません。
椎間板ヘルニアと腰痛の関係
世の中様々なデータがありますが、
データ通りのものもあれば
当然、そんな簡単な話ではないものもあります。
しかしながら、まだまだ人間の体は謎な部分の方が
多いのも事実で、そう考えるとデータを見る必要が
あるのですが、
たとえば、椎間板ヘルニアと腰痛の関係。
これ、「痛みの原因は痛む場所にはない」というのが
我々柔整師や整体師には通説になっています。
なぜそうなるかと言うと
「今までの治療結果がもたらしたデータ」と
言えるでしょう。
未だに、そうは言っても痛む場所=悪い場所と
圧倒的多数の方が思われていますが。
【椎間板ヘルニアになり、手術を受けた】
けど、また痛くなった。何とかして欲しい!
病院に行くとまた手術を勧められた!
という方をこれまで何人も見てきました。
これも通説ですが、腰痛の85%の原因は
腰にはないと言われています。
この85%というのは、画像診断で
「異常ありません」ということを指します。
残り15%のうち、椎間板ヘルニアは5%です。
つまり、100分の5しかヘルニアが原因に
なっていると言い切れないわけですね。
(それでもヘルニアと痛みの関係は疑問視されていますが)
椎間板ヘルニアの手術が絶対的に必要な状態
これは、腰痛よりももっと大変であり緊急を要する
ことが身体に起こってしまっている時ですが、
病名として膀胱直腸障害や神経根の脱落症状などが
あります。
しかしこれも、本当に極々稀な例のようです。
医師から「手術しましょう」と言われ
すぐに「手術しかないのか」と考えず、
今のその腰痛が本当にヘルニアが関係しているのか
しっかりと医師に相談することが大切です。
椎間板ヘルニアと痛みの関係
もう1つ、驚くべきデータがあるのですが
実は椎間板ヘルニアというのは、70%の人に
起こっている状態で(大なり小なり)
その中でも約7割の方が
「特に痛みを気にしたことはない」という
結果があります。
つまり、多くの人は椎間板ヘルニアという
状態にはなっているけれど、
それで痛みがある人・ない人に
わかれているということですね。
痛みの本当の原因を治療するためには・・・
だったら、どうすりゃいいんだ?
この腰痛はどこに行けば治るんだ?
と思われるかもしれませんが、
それは患部(痛む場所)だけを見ない
治療をすることです。
たしかに、腰が痛いという人で
腰の筋肉が硬くなっている人は多いですが
そこまで腰の状態が悪いわけではないという
方もたくさんいらっしゃいます。
(むしろその方が多いです)
痛みの原因は人それぞれ。
腰痛でも上半身・下半身しっかり診ていく必要が
あるのはもちろん、生活習慣や運動歴も
大いに関係してきます。
そういう意味でもしっかり話を聞いてくれ
レントゲンやMRI画像だけで全てを判断
してしまわない専門医に相談しましょう。
もちろんですが、神戸市はくの接骨院でも
ヘルニア腰痛の治療をさせていただきますので
お困りの方は是非一度ご相談下さい。