仙腸関節由来の腰痛とは?―原因と対策を整体師の視点で解説―

「レントゲンでは異常がないのに腰が痛い」「朝起きたときや立ち上がり動作でズキッとくる」
このような腰痛で悩んでいる方は、仙腸関節由来の腰痛の可能性があります。

接骨院でも非常に多く相談を受ける症状ですが、一般的な腰痛と混同されやすく、原因に合わない対処をして悪化しているケースも少なくありません。今回は整体師の立場から、仙腸関節由来の腰痛の原因と対策について詳しく解説します。


仙腸関節とはどこにある関節?

仙腸関節は、背骨の一番下にある「仙骨」と、左右の「腸骨」をつなぐ関節です。
ちょうどお尻のえくぼの少し内側あたりに位置し、体重を上半身から下半身へ伝える重要な役割を担っています。

この関節は可動域が非常に小さいのですが、歩行・立ち座り・寝返りなど日常動作のたびに微妙に動いています。そのため、わずかなズレや負担の積み重ねでも痛みが出やすいのが特徴です。


仙腸関節由来の腰痛の主な原因

整体の現場で多く見られる原因は、以下のようなものです。

1.長時間同じ姿勢が続く生活習慣
デスクワークや車の運転などで長時間座りっぱなしになると、骨盤が後傾し仙腸関節にストレスがかかります。

2.左右どちらかに偏った体の使い方
脚を組む、片足重心、カバンをいつも同じ側で持つなどの癖は、骨盤の左右差を生み、仙腸関節にねじれを起こします。

3.出産や転倒などの外力
出産後の骨盤の不安定さや、尻もちをついた経験が引き金になることも多くあります。

4.体幹・殿筋の筋力低下
本来仙腸関節を支える筋肉が弱くなると、関節が不安定になり痛みが出やすくなります。


仙腸関節由来の腰痛の特徴的な症状

・腰というよりお尻の奥が痛い
・片側だけに痛みが出ることが多い
・立ち上がりや寝返りの瞬間に痛む
・長時間座った後に動き出すと痛い

これらが当てはまる場合、筋肉疲労だけでなく仙腸関節の問題を疑う必要があります。


整体師が考える効果的な対策

1.骨盤・仙腸関節のバランス調整
痛みのある部分だけを揉んでも根本改善にはなりません。
骨盤全体の歪みや動きを整えることで、仙腸関節への負担を減らすことが重要です。

2.殿筋・体幹の安定性を高める
特に中殿筋や腹横筋など、骨盤を安定させる筋肉を適切に使えるようにすることが再発防止につながります。

3.日常動作・姿勢の見直し
座り方、立ち上がり方、寝返り動作などを少し変えるだけでも、仙腸関節へのストレスは大きく軽減されます。

4.セルフケアの継続
一時的に良くなっても、生活習慣が変わらなければ再発しやすいのが仙腸関節痛の特徴です。簡単なストレッチや体操を継続することが大切です。


まとめ:原因を知ることが改善への近道

仙腸関節由来の腰痛は、「年齢のせい」「疲れのせい」と見過ごされがちですが、体の使い方と骨盤バランスが大きく関係しています。

原因を正しく見極め、関節・筋肉・生活習慣をトータルで整えることが、つらい腰痛から抜け出す一番の近道です。
慢性的な腰痛でお悩みの方は、一度仙腸関節の状態に目を向けてみてください。


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