肩こりがマッサージで悪化する本当の理由
肩こりの状態の人がマッサージを
受け続けると・・・
改善どころか悪化する可能性があります。
「そんなバカな!?」
と思われるかもしれませんが。
この場合、何をもって【改善】と呼ぶのか
人によって違うのかもしれませんが、
「とりあえず軽くその時だけでも
軽くなったらいい」
という方はそれがその人にとっては
【改善】なのでいいのですが
須磨区鷹取はくの接骨院は、
痛みの改善だけでなく
また痛くならないための予防も
合わせて目指しているので、
軽くなるだけの状態を【改善】とは呼びません。
そもそも肩こりって?
肩こりという言葉を一般的に広めたのは
夏目漱石の「門」という小説だと
言われていますが、
そのもっと前の江戸時代の頃から
肩こりの状態を表す言葉は
あったみたいなので、
これはもう相当長い間人間は
肩こりに苦しめられている
ということがわかります。
実際、肩こりというのは
何が起こっているのか?
というと肩の筋肉が”短縮”を
起こしているとお考え下さい。
(写真:晴耕雨折より引用)
↑どちらが硬いか?というと右の方が
硬いしこれ以上縮まないですよね?
これを筋肉に置き換えると、
筋肉の中には
血管・リンパ・神経が通っているので、
短縮するというのは当然
それらの流れが悪くなる
ということなんです。
それが
痛みやだるさを生んでいる状態→肩こりと呼びます。
なぜ、マッサージで肩こりが悪化するのか?
肩こりというのは病名ではなく
”状態”であり”結果”なんです。
「肩が硬くなっている」という結果。
しかし、その結果をもたらす原因は
肩だけではないんですね。
首も腕も背中も普段の姿勢も動きも
全てが関連しているんです。
ということは、肩こりになったから
肩を揉む。
その場は肩の血液循環がよくなり
軽くなったと思う。
でも、原因は変わってないわけなので
またすぐ同じ結果(肩こり)が
訪れてしまいます。
しかも強い力で同じ場所ばかり
揉んでいると、
そこの筋肉が傷つきます。
肩こり→揉む→筋肉損傷→筋肉修復→肩こり以下エンドレス・・・
この時、筋肉は以前より更に
タフになっていきます。
(ドラゴンボールで悟空が瀕死の状態で
仙豆を食べると以前より強くなる状況と
似てますね。すみません)
高齢者の方で「うそぉ?」というぐらい
ガチガチの人もたまにいらっしゃいますね。
余談ではありますが、たまに
「毎日マッサージ機に乗っている」
という人がいらっしゃいますが
あれなどは、まさに
「同じ筋肉ばかりほぐしている
刺激している」ということで
毎日するのはおすすめできません。
同じ筋肉ばかり刺激することは
その場所を痛めるということに
繋がりますし、
普通の人ではありえないような
”変なコリ”を生んでしまう
原因にもなります。
まとめ
肩こりにマッサージで余計に悪化してしまう
可能性はあります。
しかしながら、それですっきりして
体の軽さは心の軽さにも繋がります。
その結果、つらい肩こりから一時的
にも開放されストレス解消になったり
体が軽くなったから
運動したり・・・そういう良い流れを
呼び込むことにも繋がりますので、
肩こりにマッサージは絶対ダメ!!
なんて言うつもりはありません。
ただ、強すぎるマッサージや同じ箇所へ
しつこいマッサージはその筋肉を
痛めてしまいますので気をつけましょう。
たまに「痛くないと効いてないと
思ってました」と
言われることもあるんで書いてみました。
須磨区鷹取はくの接骨院では肩こりの
方でも肩をひたすら揉むのではなく
全身を整えていく施術をさせて
いただきます。
なかなか改善しない肩こり、
諦めず是非一度須磨区鷹取はくの接骨院へお越し下さい。