「背中が痛い!」という人が放置してはいけないこれだけの理由(原因と対策)
実はこの夏は「背中が痛い」という人が
圧倒的に多かった気がします。
厳密に言うと首~肩~背中のあたりでしょうか。
多かったんですけどね。
感じる
実は難病の可能性もある・・・ということで
今回は背中の痛みの原因・対策について
書いていきたいと思います。
背中が痛む理由が多岐にわたる理由
人間の背中を後ろから見た時
画像引用元:ボディオ@筋肉ブロガー
背中というのは背”中”と書くだけあり
中心にあるんです。
それら全てと繋がる中心にあります。
影響を受けるということでもあります。
それを見落としているのではないかと
日常接骨院で患者さんを見ていて思います。
その原因をわかっていない人が
圧倒的に多いです。
腕が痛いという人は、肩甲骨周りが固い
腰が痛いという人は、その上の部分も固い
それで終わってしまうんですが、
背中よりも首や腕が先なんですね。
(完全、当社比のデータですが)
腰の痛さを引き起こしているのが
その上の背中にあるというケースも多いです。
という状態は
背中の痛みを防ぐためには・・・?
背中は首・腕・腰と繋がっている
ということですが
その使い方にも共通の動きがあります。
首と腕に関して言うと、
圧倒的に前方への動きが多い
ということです。
前方というのはつまり
この写真の赤い矢印の方向という事です
(わかりやすいのかわかりにくいのか・・・)
例えば、スマホを見る時も首は前かがみ
パソコンも本もゲームもそうです。
腕も同様に、後ろに伸ばすことの方が
前に伸ばすことの方が多い
という方は、まずいないと思います。
家事・仕事・育児・娯楽、全て
腕を後方よりも前方で作業したり
伸ばしたりしますよね?
簡単に言うと
・同じ筋肉の使いすぎ・使わなすぎ
使うということはその筋肉の硬さを生んで
しまうということになります。
背中自体も前方へ引っ張られてしまっている
ということになります。
痛みが出ている時は、
痛みが出る動きと反対の動きをする
というのが鉄則です。
背中の痛み解消ストレッチその①
では、いくつか背中の痛みに対しての
ストレッチをご紹介しましょう。
まず首です。
座った状態から。
両手を合わせて顎を上に押し上げます。
写真では相当上まであがっていますが
ここまであげなくてもご自身の可能な
範囲内で行いましょう。
背中の痛み解消ストレッチその②
両腕を広げます。90度ぐらいに開きましょう。
そのまま腕を閉じ手を合わせます。
この動作で肩甲骨の開閉ができます。
背中の痛み解消ストレッチその③
座った状態から
丸太を抱え込むように腕を前に伸ばします
今度は腕を後ろに回して斜め上方に
胸を広げるイメージで伸ばします。
これもその②と同様、肩甲骨の
開閉ができます。
その②よりもより大きな動きになるのが
ポイントです。
背中の痛み解消ストレッチその④
今度は肩甲骨を上下に動かしていきましょう
両腕は脇を締めて英語のWの形にします
そのまま両腕を上げていきます。
10回程行いましょう
背中の痛みは実は恐ろしい病気かも・・・
今までの話は、あくまで日常生活動作により
起こる筋肉の硬さが生んでしまう痛みに
ついてでしたが、
実は背中の痛みにはもっと重篤な病気の
可能性もあります。
割合で言うとものすごく少ないですが
もしかしたら?と思う方は専門医を
受診するようにしましょう。
帯状疱疹(ヘルペス)
須磨区鷹取はくの接骨院に来られている
患者さんが、まさにこれでした。
帯状疱疹というと、幅広い範囲で起こる
イメージかもしれませんがこの方は本当に
2〜3箇所だけで湿疹のようなものが
出ていたということ。
自覚症状としては、漠然と背中に痛みが
あるというだけでそれが何に由来しているか
本人にはわからなかったとのこと。
ヘルペスは薬で治りますが、心身の疲れが
関係し体調次第では再発しますので
日頃からの注意が必要です。
腎臓結石・尿管結石
痛みには関連痛と呼ばれるものがあり
内臓の疾患が別の場所にあらわれることを
そう呼びます。
腎臓結石では、背中や脇腹、下腹部に
鈍痛としてあらわれ、
尿管結石では、激しい痛みが背中や腹部に
あらわれます。
腎盂炎などの影響も背中の痛みとして
出る可能性があります。
狭心症・心筋梗塞
心臓疾患も、関連痛で背中や左肩に
痛みがあらわれることがあります。
私も父親が心筋梗塞になり倒れたことが
ありますが、「痛いとかは全くなかった」
と言っていました。
今回ご紹介した疾患は、どれも
確実に背中が痛くなると言えないため
自己判断するのは非常に難しいと思います。
あまりに痛みが慢性的にあったり
突然の痛みが出た場合は、自分で
判断せずに専門医を受診しましょう。
まとめ
今回は背中の痛みについて、
日常生活動作が原因になる
筋肉から由来する痛みと、
内臓に問題がある痛みに関して
ご紹介させていただきました。
背中と一言で言ってもやはり
幅広い場所になるため、その痛みの
原因も背面だけでなく前面に(お腹側)にも
由来することがあります。
繰り返しになりますが、当院のような
接骨院で解消できる痛みもあれば
病院での受診が必須の痛みもあります。
対処していきましょうね