40〜50代から急増する「慢性の肩こり・首こり」
― なぜ治らないのか?整体師が本当の原因を解説 ―
「昔は一晩寝れば楽になったのに、最近はずっと重い」
「マッサージに行っても、その時だけ」
40〜50代になると、こうした慢性化した肩こり・首こりに悩む方が一気に増えます。
整体の現場でも、もっとも相談が多い症状のひとつです。
実はこの年代の肩こり・首こりは、単なる筋肉疲労ではありません。
整体師から見た「慢性肩こり・首こり」の主な原因
① 姿勢の崩れが“定着”してしまっている
デスクワークやスマホ操作が長年続くことで、
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頭が前に出る
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肩が内に巻き込まれる
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背中が丸くなる
といった姿勢が「癖」ではなく「通常状態」になります。
頭は体重の約10%ほどの重さがあります。
その重たい頭が前に出ることで、首・肩の筋肉は常に引っ張られた状態になり、休む暇がなくなります。
② 首だけの問題ではなく「背中・肩甲骨」が動いていない
「首がつらいから首を揉む」という方が多いですが、
実際には肩甲骨や背中の動きの悪さが原因になっているケースが非常に多いです。
肩甲骨は、首と腕をつなぐ重要なパーツ。
ここが固まると首や肩の筋肉が代わりに頑張りすぎてしまい、慢性化します。
③ 筋力低下と血流不足
40代以降は、意識しないと筋力は自然に落ちていきます。
特に、
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背中
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体幹
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首を支える深層筋
が弱くなると、姿勢を保てなくなり、筋肉が常に緊張状態になります。
さらに血流も低下しやすく、
疲労物質が溜まりやすい→取れにくいという悪循環に。
④ 自律神経の乱れ
仕事の責任、家庭の役割、睡眠不足やストレス。
40〜50代は交感神経が優位になりやすい時期です。
交感神経が過剰になると筋肉は緊張し続け、
肩や首は「力が抜けない状態」になります。
整体師が勧める「改善のための対策」
① 痛い場所だけをどうにかしようとしない
首・肩だけを揉んでも、根本改善にはなりません。
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背中
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肩甲骨
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骨盤・体幹
これらを含めて全体のバランスを整えることが重要です。
② 「ほぐす」より「動かす」を意識する
慢性化している場合、
一時的にほぐすだけではすぐ戻ります。
肩甲骨を動かす体操や、背中を使う動きで
血流と可動域を取り戻すことが改善への近道です。
③ 姿勢を“意識”ではなく“作れる体”に
「姿勢を正そう」と意識するだけでは長続きしません。
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背中が使える
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体幹が支える
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首が力まなくて済む
こうした体を作ることで、
無意識でも楽な姿勢が保てるようになります。
今日からできる予防法
・1時間に1回は肩甲骨を動かす
腕を大きく回す、背中を伸ばすだけでもOK。
・スマホは目の高さで見る
下を向く時間を減らすだけで首への負担は激減します。
・湯船に浸かる
首・肩の血流改善+自律神経を整える基本習慣。
・「疲れが溜まる前」にケアする
限界まで我慢すると、回復に時間がかかります。
まとめ:慢性肩こり・首こりは「年齢のせい」ではない
40〜50代の肩こり・首こりは、
長年の姿勢・生活習慣の積み重ねが表面化した結果です。
正しい原因にアプローチすれば、
「ずっと付き合うもの」ではありません。
もし
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何年も肩こりが当たり前
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マッサージでは改善しない
そんな状態なら、
体全体を見直すタイミングかもしれません。
お困りの方はお気軽にご相談ください。
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