スポーツ後の痛みがなかなか取れない人へ——ケガを繰り返さない身体の使い方

「週末にサッカーをすると、必ず月曜日に腰や膝が痛い」「ランニングを始めたら膝や足底が痛くなってしまった」「スポーツのたびに同じ場所を傷めてしまう」——そんなお悩みを持って来院されるスポーツ愛好家の方が、当院にも多くいます。

痛みが出るたびにアイシングや安静で回復を待ち、また同じようにスポーツをして、また痛める——このサイクルを繰り返している方は少なくありません。

しかしこの繰り返しには、必ず理由があります。今日は、スポーツ後の痛みがなかなか取れない本当の理由と、ケガを繰り返さないための身体の使い方についてお伝えします。


スポーツ後の痛みが取れにくい本当の理由

スポーツ後の痛みが長引く背景には、大きく2つの問題があります。

ひとつは回復が追いついていないこと。筋肉・腱・関節は、使った後に適切な休息と栄養があって初めて回復します。週末だけ激しく動く「週末スポーツマン」は、平日の運動不足と週末の急激な負荷の差が大きく、回復が間に合わないまま次の運動を迎えることになります。

もうひとつは身体のバランスの崩れです。骨盤の歪み、筋肉の左右差、関節の可動域の制限——これらがある状態でスポーツを続けると、特定の部位に負荷が集中し続けます。いくら休んでも、身体のバランスが整っていなければ、同じ場所を繰り返し傷めることになります。


ケガを繰り返しやすい身体の特徴

長年スポーツをしている方を診ていると、ケガを繰り返しやすい方に共通する特徴があります。

一部の筋肉だけが過剰に発達している。特定の動作を繰り返すスポーツでは、使う筋肉と使わない筋肉の差が大きくなります。たとえばランナーは前ももの筋肉が強く、裏ももやお尻の筋肉が弱いことが多い。この筋力の不均衡が、膝や腰への偏った負担につながります。

体幹が弱く、末端の関節でカバーしている。体幹(お腹・背中・骨盤まわりの筋肉)が弱いと、腕や脚の関節が必要以上に動いて負荷を受けます。膝や足首のケガが多い方は、体幹の弱さが根本にあることが少なくありません。

柔軟性の左右差が大きい。右と左で動きの硬さに大きな差がある方は、動作の際に身体がどちらかに傾いたり、ねじれたりする力が生まれやすくなります。これが特定の部位への集中的な負荷につながります。

痛みが引いたらすぐ全力で再開する。痛みがなくなった段階では、まだ組織の修復が完全ではありません。この時期に全力でスポーツを再開すると、修復途中の組織を再び傷めてしまいます。


ケガを繰り返さないための身体の使い方

① 動作の前後に「準備」と「回復」を入れる

ウォームアップとクールダウンは、面倒でも省略しないことが基本です。ウォームアップでは関節を動かしながら体温を上げることを意識し、クールダウンでは使った筋肉をゆっくり伸ばして血流の回復を助けます。

特にスポーツ後のクールダウンを省略している方が多く、これが翌日以降の痛みの長引きにつながっていることがよくあります。

② 弱い部位を意識して鍛える

ケガが多い部位の周辺にある、使えていない筋肉を意識して鍛えることが重要です。膝が痛い方はお尻・裏もも、腰が痛い方は体幹・股関節まわり、足首が痛い方はふくらはぎ・足底の筋肉に注目してください。

使えていない筋肉を機能させることで、特定の関節への負荷が分散され、ケガのリスクが下がります。

③ 「痛みがなくなった」と「治った」は別物と理解する

スポーツによるケガは、痛みが引いた段階ではまだ組織の修復が完全ではありません。完全復帰までは段階的に負荷を上げていく「段階的復帰」の考え方が重要です。

痛みゼロ → 軽いジョギング → 通常練習の50% → 全力、という段階を踏むことで、再受傷のリスクを大きく下げることができます。

④ 身体のバランスを定期的にリセットする

スポーツを続けている限り、身体には少しずつ偏りや歪みが蓄積します。痛みが出てから対処するのではなく、定期的に身体のバランスを確認・調整することが、ケガを未然に防ぐ最も効果的な方法です。


「また同じところを傷めた」を繰り返さないために

はくの接骨院では、スポーツによるケガの治療だけでなく、なぜ同じ場所を繰り返し傷めるのかという根本原因の確認も行っています。骨盤・股関節・足首のバランス、筋肉の左右差、動作の癖まで含めて確認し、一人ひとりに合ったアプローチをお伝えしています。

痛みが出てから来るだけでなく、「ケガをしにくい身体をつくりたい」という段階でのご相談も歓迎しています。

スポーツをもっと長く、もっと楽しく続けるために。ぜひ一度ご相談ください。

痛みの改善・悩みの解消を、私たちがサポートします。


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