関節をポキッ!と鳴らす時、絶対にやってはいけない危険なこと
関節がポキッ!と鳴ること、あると思います。
それに対して
と聞かれること非常に多いです。
「整体師あるあるかっ!」ってぐらい多いです。
そう聞かれるということは、
不安に思われているから聞かれるわけなので
今回は関節が鳴る原因・仕組み・
危険な鳴らし方について書いていこうと思います。
是非、不安を払拭してください(^-^)
関節がポキッ!と鳴る仕組みはこれです
関節というのは、骨の先端なわけです。
えらいものでそこには骨を守るための
クッションがあるんですね。
これが無かったら、骨がダメージ受けて
しまいますので。
そのクッションを関節包(かんせつほう)と呼びます。
画像引用元:
http://www.fukurou-sekkotsuin.jp/news/treatment/post698.html
関節包の中には、滑液というものがあり
それによって関節の動きをスムーズに
しているわけです。
よく、機械や設備などでも油を差して
動きを戻してあげたりしますよね?
(昭和の話をするとブリキのおもちゃとか)
それと同じです。
その液体の中に気泡がありまして。
関節を動かしてポキッ!と鳴るのは
その気泡が破裂するためです。
10年ぐらい前に調べた時は
・気泡が破裂説
・軟骨がぶつかり合う音説
その2つがあったんですが、
最近MRIで調べた結果、どうも
気泡が破裂説で間違いないということだそうです。
関節がポキッ!と鳴るのは何か問題あるんですか?
ポキッと鳴るのは指だったり腕を
回した時だったり、脚を伸ばした時
だったり、いろいろあると思いますが
特に、問題ありません。
異常でもありません。
昔、指とかポキッと鳴らしませんでしたか?
それと同じことが各関節で起こっている
だけです。
なんら心配ございません。
と、ここまで書いてポキッ!と
鳴らすのは別に全く問題ないように見えるのですが・・・
関節をポキッ!と鳴らす時、絶対にこのやり方はしないでください
関節をポキッと鳴らす時、当然ながら
その音が鳴るきっかけを作っているのは
筋肉です。
動きによって鳴るわけですよね。
じーーーっとしててポキッとは
鳴りません。
絶対にやめて欲しいこと その①
自分で強引に鳴らすことです。
私も以前は首をクイっと曲げて
ポキッと鳴らすのが好きで
自分でよくやっていました。
ポキッと鳴らすということは筋肉を
動かし関節を動かすことなので
スッキリするんですね。
それは可動域が広がるので
理にかなっています。
しかし「なんか鳴りが悪いな」と
思ってより力を入れて鳴らすと
どうなるか?
当然、筋肉を傷めます。
私過去にそれで丸1日首~頭まで
痛くなったことがあります。
強引に動かすということは
それだけ筋肉に力を入れる=
筋肉が急な収縮を起こす。
それってつまり、
ふくらはぎのこむら返りと
同じ状態になってしまうわけです。
絶対にやめて欲しいこと その②
スラストです。
スラスト?はぁ?なんだそれ?
と思われる方にわかりやすくいうと
ボキボキ矯正です。
胸椎~腰椎の場合はそこまで大きな問題は
ありませんが、首のボキボキは
首を急旋回させるんですね。
それ、理屈としては上記した
自分で強引に鳴らすのと
なんら変わりません。
このスラストというやり方は
毎年毎年クレームが増えていて
本当の話、半身不随になったり
最悪死者を出したこともある
恐るべき手技なんですね。
私も以前は何も知らずやってました←ザンゲ
国も対策として禁止令を出している
のですが、未だにスラストを
やっている整体・整骨院はそれを
無視してやっているのでしょう。
いくらその場は関節の動きが出るから
楽になった気がするとはいえ、
それだけ体にダメージを与えている
ということを忘れないで下さい。
スラストもやりすぎると
靭帯が伸びて余計に痛み・だるさが
出やすい身体になるという、
やはりいろんなことを考慮しても
デメリットの方が大きすぎる
手技であると私は思います。
まとめ
関節がポキッと鳴るのは、
関節包内の気泡が破裂している
だけなので、
特に問題はありません。
注意すべきは、その音の鳴らし方です。
決して自分で無理やり鳴らそうと
したり、整体院・整骨院でスラストを
してもらう時は本当に信頼してる
先生にしてもらうか、
はっきりと「ボキボキは嫌です」と
伝えましょう。
大げさでなく、スラストで神経損傷起こす
実例は年々増加しています。
ボキボキせず、体に負担の少ない
整体をご希望の方は是非一度
須磨区鷹取はくの接骨院にご相談下さい(^-^)