肩こりからくる頭痛をこれでもか!と解消する方法
肩こりと頭痛・・・もはや
同じ症状なんじゃね?
というぐらいその付随具合は
すごいです。
(当院患者さん調べ)
肩こりがあれば頭痛がある。
頭痛がある人は肩こりがある。
どっちをどう治すというよりも
どっちもを解消させることを
考えないとなかなか改善も
難しいと。
そう思うわけでございます。
肩こり頭痛の解消法をいくつか
提案させていただきたいと
思います。
肩こりから頭痛の起こる仕組み
肩こりから来る頭痛というのは
いわゆる緊張型頭痛というものが
多いです。
緊張型・・・何が緊張しているか?
というと筋肉でございます。
筋肉には栄養・酸素を運ぶ働きが
あるんですね。
なので、血流が悪いという
ことは大げさに言えば
体全体に栄養・酸素が届きにくくなっている
と考えることができます。
血流が悪くなった筋肉は、
徐々に固さを生んでしまいます。
いわゆる”コリ”というやつです。
コリ=痛みと言えない場合も
ありますが、固い場所に痛みが
出ていることが非常に多いです。
特に肩こりがあるという
状態は僧帽筋~肩甲挙筋
あたりに固さがある方が
ほとんどです。
画像引用元:Deskgram
図からもおわかりのように
僧帽筋と肩甲挙筋は首~頭へ
繋がるんですね。
ということは僧帽筋・肩甲挙筋の
血流の悪さ=首~頭の血流の
悪さを生んでしまい、その結果
緊張型頭痛が起こるという
仕組みです。
肩こり頭痛の具体的な解消の仕方
肩こりで頭痛が起こってしまった
という場合、実際に一番即効性が
あり痛みを鎮めることが出来るのは
痛み止めなどの薬を飲むこと
だと思います。
そこは否定しません。
ただ、それも効かないという人も
いるし、薬を飲みたくないという
人もいるし、そうではなく予防として
今後の肩こり頭痛を回避したい
という方は、是非今回ご紹介する
肩こり頭痛対策を実践して
いただければと思います。
肩こり頭痛対策:入浴
肩こり頭痛の仕組みで、その大きな
原因は筋肉の緊張を生んでしまう
血流であると説明させていただきました。
ならば、その血流を改善させることが
肩こり頭痛改善・予防には不可欠に
なります。
そこで、まず私自身が頭痛を感じる
時に絶対するのが入浴です。
私の場合、一日でパソコン・スマホを
見る時間が長いと頭痛の前兆が
起こります。
そんな時は帰宅して必ず
湯船に浸かるようにしていますが
それでほぼ100%頭痛の悪化を防げています。
全身の血流を最も素早く改善
できる方法が入浴です。
肩こり頭痛対策:ウォーキングなどの適度な運動
ウォーキングは当たり前ですが、
上半身よりも下半身をメインに
行われます。
人間の筋肉の7割が下半身に
あると言われており、
下半身の筋肉を使うということは
全身の血流改善に繋がります。
ただし、運動と言っても気を付けて
いただきたいことがあります。
あくまで”適度な運動をする”という
ことです。
たとえば、ジムでの激しい筋トレ
などの運動は逆に筋肉の
収縮(固さ)を生む原因になりえます。
そういった意味でも話しながらでも
出来るような適度な運動をする
ようにしてください。
肩こり頭痛対策:ストレッチ
運動と言うと「大変そう」
ストレッチと言うと「知りたい知りたい」
という反応が多い気がしますが。
(当院の患者さん調べ)
なんというか・・・
簡単そうだからでしょうかね?(^^;
肩こり頭痛のストレッチですが
原因になる僧帽筋、肩甲挙筋
だけをしていればいいというわけでなく
僧帽筋が裏だとすれば
表である大胸筋も伸ばす
必要があります。
筋肉は表と裏で拮抗している
からです。
肩こりで肩だけマッサージしても
その場しか楽にならないのは
表か裏かどちらかしかしていない
からということが多いです。
ストレッチの原則は
伸ばした状態で20∼30秒
キープすることです。
意外と知らない方も多いので
書いてみました。
肩こり頭痛ストレッチ:胸~腕
壁や戸などに伸ばしたい側の
腕を手のひらを上に向け当てます
そのまま脚の向きを反対側に
向けていきます
■の部分が伸びていれば正解です
そのまま腕も伸ばします
同じように手のひらを壁に
押し当て脚の向きを変えて
いきましょう。
腕の■の部分が伸びていれば
正解です。
この一連のストレッチをする前に
首を前後左右に動かしてみて
ストレッチ後も同じように
してみて下さい。
可動域が大幅に改善している
はずです。
(個人差はありますが・・・)
肩こり頭痛ストレッチ:首のストレッチ
では、次は首です。
これはなかなかマイナーな
やつですよ。
座っている状態で横を見る
ように首を曲げます
この赤の△の部分に注目です
更に三角形の外側の部分に
注目です。■の場所です。
その場所を反対側の手で
下方向に向けて押します。
場所がよくわからない方は
最悪、固くなっている場所を
押していきましょう。
押していくというより、
押さえつけていく感じです。
肩こり頭痛体操:簡単両手挙げ体操
次は腕~肩甲骨を動かす
ことで背中~首まで
緩めていきましょう(^-^)
両腕をWにする感じで
そこから頭の上で手を合わせます。
・・・・これだけですw
繰り返し10回~20回行いましょう。
まとめ
今回は肩こりと頭痛についての
仕組みと解決策・予防策の
説明をさせていただきました。
ここで紹介させていただいた
こと以外でも血流を良くする
という視点で考えれば
食べ物や生活習慣や様々
あります。
痛みは出てしまう前に
出ないようにすることが
何より大事です。
いきなり生活習慣を変える
ことは大変ですが少しずつ
実践していきましょう(^-^)