肩こりからくる頭痛をこれでもか!と解消する方法
肩こりと頭痛・・・もはや
同じ症状なんじゃね?
というぐらいその付随具合は
すごいです。
(当院患者さん調べ)
肩こりがあれば頭痛がある。
頭痛がある人は肩こりがある。

六
どっちをどう治すというよりも
どっちもを解消させることを
考えないとなかなか改善も
難しいと。
そう思うわけでございます。
肩こり頭痛の解消法をいくつか
提案させていただきたいと
思います。
肩こりから頭痛の起こる仕組み
肩こりから来る頭痛というのは
いわゆる緊張型頭痛というものが
多いです。
緊張型・・・何が緊張しているか?
というと筋肉でございます。
筋肉には栄養・酸素を運ぶ働きが
あるんですね。
なので、血流が悪いという
ことは大げさに言えば
体全体に栄養・酸素が届きにくくなっている
と考えることができます。
血流が悪くなった筋肉は、
徐々に固さを生んでしまいます。
いわゆる”コリ”というやつです。
コリ=痛みと言えない場合も
ありますが、固い場所に痛みが
出ていることが非常に多いです。
特に肩こりがあるという
状態は僧帽筋~肩甲挙筋
あたりに固さがある方が
ほとんどです。
画像引用元:Deskgram
図からもおわかりのように
僧帽筋と肩甲挙筋は首~頭へ
繋がるんですね。
ということは僧帽筋・肩甲挙筋の
血流の悪さ=首~頭の血流の
悪さを生んでしまい、その結果
緊張型頭痛が起こるという
仕組みです。
肩こり頭痛の具体的な解消の仕方
肩こりで頭痛が起こってしまった
という場合、実際に一番即効性が
あり痛みを鎮めることが出来るのは
痛み止めなどの薬を飲むこと
だと思います。
そこは否定しません。
ただ、それも効かないという人も
いるし、薬を飲みたくないという
人もいるし、そうではなく予防として
今後の肩こり頭痛を回避したい
という方は、是非今回ご紹介する
肩こり頭痛対策を実践して
いただければと思います。
肩こり頭痛対策:入浴
肩こり頭痛の仕組みで、その大きな
原因は筋肉の緊張を生んでしまう
血流であると説明させていただきました。
ならば、その血流を改善させることが
肩こり頭痛改善・予防には不可欠に
なります。
そこで、まず私自身が頭痛を感じる
時に絶対するのが入浴です。
私の場合、一日でパソコン・スマホを
見る時間が長いと頭痛の前兆が
起こります。
そんな時は帰宅して必ず
湯船に浸かるようにしていますが
それでほぼ100%頭痛の悪化を防げています。
全身の血流を最も素早く改善
できる方法が入浴です。
肩こり頭痛対策:ウォーキングなどの適度な運動
ウォーキングは当たり前ですが、
上半身よりも下半身をメインに
行われます。
人間の筋肉の7割が下半身に
あると言われており、
下半身の筋肉を使うということは
全身の血流改善に繋がります。
ただし、運動と言っても気を付けて
いただきたいことがあります。
あくまで”適度な運動をする”という
ことです。
たとえば、ジムでの激しい筋トレ
などの運動は逆に筋肉の
収縮(固さ)を生む原因になりえます。
そういった意味でも話しながらでも
出来るような適度な運動をする
ようにしてください。
肩こり頭痛対策:ストレッチ
運動と言うと「大変そう」
ストレッチと言うと「知りたい知りたい」
という反応が多い気がしますが。
(当院の患者さん調べ)
なんというか・・・
簡単そうだからでしょうかね?(^^;
肩こり頭痛のストレッチですが
原因になる僧帽筋、肩甲挙筋
だけをしていればいいというわけでなく
僧帽筋が裏だとすれば
表である大胸筋も伸ばす
必要があります。
筋肉は表と裏で拮抗している
からです。
肩こりで肩だけマッサージしても
その場しか楽にならないのは
表か裏かどちらかしかしていない
からということが多いです。
ストレッチの原則は
伸ばした状態で20∼30秒
キープすることです。
意外と知らない方も多いので
書いてみました。
肩こり頭痛ストレッチ:胸~腕
壁や戸などに伸ばしたい側の
腕を手のひらを上に向け当てます
そのまま脚の向きを反対側に
向けていきます
■の部分が伸びていれば正解です
そのまま腕も伸ばします
同じように手のひらを壁に
押し当て脚の向きを変えて
いきましょう。
腕の■の部分が伸びていれば
正解です。
この一連のストレッチをする前に
首を前後左右に動かしてみて
ストレッチ後も同じように
してみて下さい。
可動域が大幅に改善している
はずです。
(個人差はありますが・・・)
肩こり頭痛ストレッチ:首のストレッチ
では、次は首です。
これはなかなかマイナーな
やつですよ。
座っている状態で横を見る
ように首を曲げます
この赤の△の部分に注目です
更に三角形の外側の部分に
注目です。■の場所です。
その場所を反対側の手で
下方向に向けて押します。
場所がよくわからない方は
最悪、固くなっている場所を
押していきましょう。
押していくというより、
押さえつけていく感じです。
肩こり頭痛体操:簡単両手挙げ体操
次は腕~肩甲骨を動かす
ことで背中~首まで
緩めていきましょう(^-^)
両腕をWにする感じで
そこから頭の上で手を合わせます。
・・・・これだけですw
繰り返し10回~20回行いましょう。
まとめ
今回は肩こりと頭痛についての
仕組みと解決策・予防策の
説明をさせていただきました。
ここで紹介させていただいた
こと以外でも血流を良くする
という視点で考えれば
食べ物や生活習慣や様々
あります。
痛みは出てしまう前に
出ないようにすることが
何より大事です。
いきなり生活習慣を変える
ことは大変ですが少しずつ
実践していきましょう(^-^)