死ぬまで健康に自分の脚で歩くために必要なこと

2019年12月6日

死ぬまで自分の脚で歩きたかったら
スクワットしなさい・大腰筋を鍛えなさい
体操しなさい

といった内容の本も売られています。

高齢者はもちろん、中年以降の
方もそろそろ気になり始めた人も
いるかもしれません。

そこで、一接骨院の院長として
死ぬまで自分の脚で歩くために
必要なこと、欠かして欲しくないことを
ちょっと考えてみました。

死ぬまで自分の脚で歩くということ

当たり前ですが、死ぬまで自分の脚で歩く
ためには脚の筋肉がしっかりしており
心肺機能も正常であり・・・

もっと言えば精神的にも前向きで
あることが理想です。

しかし、そのどれもを良く
しようと思うとなかなかハードルが
高いと感じませんか?

Right Caption

全て上手く行くなんて無理!

みたいな。

ですがこれ、全てを上手くいかす
必要があるように見えて、
そこまで考える必要はありません。

 

ここで注目して欲しいのは
心と体の繋がりです。

体の痛みがあると心も病み
心が病むと体もしんどくなる

そのどちらかを健全にさせる方が
負担も少ないし、簡単だと
思いませんか?

 

そんな、ちょっと軽い気持ちで
考えてみましょう。

車イスが必要なくなった90歳の方のお話

ここで、実際に90歳の方で
1年前まで車イスでしか外出
出来なかった女性を紹介させていただきます。

 

その方は、85歳までは杖無しで
自由に外出も出来ていましたが
85歳を超えたあたりから杖を使用
するようになり、

89歳の時に腰を痛め、坐骨神経痛
になり、そのまま外出の際は
車いすが必要になりました。

 

その方に私がしたことは、
整体+下半身筋トレ+歩行トレーニングです。

そして、楽しいトークです。

いや、なんだそれ?と思われる
と思いますが、実際に歩けなくなった
その方の落ち込みようは凄かったんです。

残りの人生の短さを自虐的に
話されることも増えました。

 

整体と筋トレ、歩行トレを
続けながらなんとか自信を回復
しながら気持ちを前に向いてもらえる
ようにすることを考えました。

 

筋トレも歩行トレーニングも、
本当に少しづつ少しづつ出来ることが
増えていきました。

体はいきなりは変わりませんが、
継続することの力は本当に
偉大です。

 

その結果、約半年で外でも
杖での歩行が可能になり
1年経った今ではレンタルしていた
車イスを返却するまでになりました。

 

死ぬまで健康に自分の脚で歩くために1番必要なこと

上で紹介した90歳の方には
整体・下半身筋トレ・歩行トレーニング、
そして精神面でのバックアップを
したと書きました。

では、その内一番重要なのは
どれか?

というと、私は筋トレだと
考えます。

なぜなら、筋トレとは体の
土台を作る行為だからです。

いくら気持ちが前向きでも
体の痛みが無くても、
土台がしっかりしてなければ
歩行という
行動はできません。

元気だったけど、入院を機に
筋力低下してしまい寝たきりに
なり、その結果認知症にまで
なってしまう

というケースは決して今この
高齢化社会で少なくありません。

筋肉は何歳からでも付きます

なんだ筋トレか・・・
・そんなのしんどくて出来ないよ
・もう歳だしやっても効果ないよ
・ウォーキングはけっこうしてるよ

と思われている方は、完全に
誤解されています。

まず、アスリートがやるような
激しいトレーニングをする必要は
ありません。
(次でやり方を解説させていただきます)

そして、年齢を気にされる方も
多いと思いますが、
体にはいくつもの器官がありその
どれもが歳と共に老いていきます。

しかし、それに逆らえる唯一の
器官が筋肉だと言われています。

当然、高齢者になればなるほど
筋力低下も著しく、トレーニングも
負荷をかけすぎず慎重に行う必要は
ありますが、決して遅すぎることは
ありません。

 

こちらのサイトでも実証している
ので是非ご覧ください↓

これが後期高齢者の肉体美だ!
高齢ボディビルダーたちの筋肉を見よッッッ!

 

また、ウォーキングに関してですが
残念ながらウォーキングは筋トレには
なりません。

筋肉は負荷をかけないと筋力アップが
見込めないからです。
筋肉を強く・大きくしようと思えば
ウォーキングの負荷では残念ながら
足りません。
(坂や登山などは効果があると思いますが・・・)

 

ただ、ウォーキングのそれ以外の
効果は健康維持には欠かせないものが
多いですので、既にウォーキングを
されている方は継続して下さいね(^-^)

 

下半身筋トレのススメ

下半身の筋トレ、
私はスクワット(太もも)だけ
やっておけば良いと思います。

投げやりなわけでは無く
90歳の方には太ももの筋トレしか
しなかったからです。
実践済みというわけです。

そこで、スクワット=しんどい・大変
と思われている方も多くいると
思いますが、別にジムに通う
必要もありません。

自重(自分の体重の重さ)だけで
十分です。
(それでは物足りない方は
ジムに行くのもアリですが)

スクワット やり方

画像引用元:NIKKEI STYLE

このやり方で15回✖︎3セットで
行いましょう。

それが無理な方は回数やセット数を
減らしても構いません。

さらに、それがしんどい、
膝が痛いという方はこちら↓
太もも 筋トレ
リハビリの現場などでされている
SLRというやり方ですが、
これだと膝への負担なく行えるし
立って行うスクワットより負荷は
少なく行えます。

脚を挙げた状態で10秒キープします。
できればそれを10回ずつぐらい
するのがベターですが、これもまずは
ご自身の出来る範囲で行いましょう。

まとめ

死ぬまで健康に自分の脚で
歩くためには?
というテーマで書かせて
いただきました。

付け加えると、誰もが75歳を機に
更に筋力低下は著しく起こる

点など、やはり健康でいるために
筋肉を維持するということは
避けては通れない高齢化社会を
健康で生き抜くための宿命だとも
思います。

 

なかなか今すぐ身体を変えるという
ことは難しいですが、継続する
ことで必ず変わっていきますので
長期的に考えていただければと
思います。

長期で変えた身体は
効果も長期ですよ(^-^)

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