クーラー病を笑うものはクーラー病に泣く・・・かもしれない(原因と対策)

2019年12月6日

現在2019年8月3日・・今日も朝から
セミの声のフルオーケストラといった
趣です。

つまり、めちゃくちゃ夏です。
夏が盛りまくってます。

エアコン無しじゃ耐えれません。

去年の今頃もこのエアコンによる
ぎっくり腰の増加について
ブログを書いた記憶がありますが

関連記事  夏のぎっくり腰の原因はまさかの”アレ”なんです

今回はそれを更に推し進めて
考えていきたいと思います。

クーラー病ってこんな病気

どうでもいいですけど、あんまり
クーラーって言わなくないですか?
温も冷もあるのが当たり前だからか
クーラーではなくエアコンと呼ぶ人が
多い気がしますが・・・

しかし実際クーラー病という名前が
付いてしまっているので、あえて
クーラーで統一させていただきます。

Right Caption

冷房病とも言うみたいです
Left Caption

院長

そのまんまか
クーラー病というのはですね、
実際にクーラーによって身体を
冷やすことによって様々な症状が
引き起こされることを言います。
 
代表的なものだと
足腰の冷え・頭痛・肩こり・食欲不振
だるさ・不眠などなど。
接骨院では「足がつった」という
人をちょこちょこ見かけますねぇ。
 
とどのつまり、様々な不調の
”きっかけ”になっているわけですね。
 
しかし、それでもあまり重要視
されていないといいますか
Right Caption

暑いししょうがないやん
と思われている方がほとんど
なのではないでしょうか。
 

身体を冷やすということの危険性

身体を冷やすことが必要なのは
・急性期(なりたて)の痛み
・運動後などのアイシング

それぐらいしかないと
私は思います。

熱がある→冷やす

それだけです。

 

しかしそれはどれもあくまで
痛みがある場所への局所的な
冷やし方ですよね。

クーラーなどによる冷えは
当然、全身が影響を受けます。

 

クーラーで全身を冷やし続けることで
一番影響を受けるのが、自律神経
だと言われています。

自律神経は簡単に言うと、
「体をちょうどいい状態に保つ」
ために働きます。

身体は本来、暑さを感じると
熱を外に出し体内に熱を
溜め込まないようにします。

汗をかかせるわけですね。

それが自律神経の働きです。

クーラーにより、体を冷やすと
それとは逆に血管が収縮して
身体は冷え込みます。

その結果、様々な体の不調が
出てしまうわけですが、

もう一つ恐いのが体温調節です。
クーラーによる不自然な冷やし方を
続けることで、外に出た時に温度差を
感じても、上手に体温調節できず

汗をかきにくくなることで
乳酸などの疲労物質がたまってしまい
身体のだるさ→夏バテへとつながります。

 

これは、暑い→涼しい→暑い→涼しいを
繰り返してしまう程、自律神経のバランスを
崩してしまうことになります。

身体は、無意識にも外部からの影響を
受け、それに適応しようとがんばって
くれているんですね。

 

クーラー病の具体的な対策の仕方

諦める

外は暑いし、クーラー止めると
熱中症の危険があるし諦めましょう。

 

Left Caption

院長

すみません
冗談です。
Right Caption

コラァァァ!!

クーラーの使い方を再考する

クーラーの温度設定

20歳の専門学生さんが言ってた
んですが、

「クラスメートが若者特有の
バカなかけかたするw」

暑いと設定温度を18度ぐらいまで下げて
寒くなると28度ぐらいまで上げると。

 

もうこれは身体へのダメージを
考えると当然やめていただきたい
ことですが、

じゃあ、実際のベストな温度は?
というと、外気温マイナス3~5度
と言われています。

あまりの温度差はやはり
先述したように自律神経がダメージを
受けてしまいます。

 

クーラーの風に直接当たらない

クーラーの当たり方にも
注意が必要です。

身体に直接、冷風を受けることは
おすすめできません。

クーラーだけでなく扇風機も
例外ではありませんが、

冷たい風にあたり続けることで
皮膚の表面温度が急激に下がる
恐れがあります。

特に就寝時にこれをやってしまうと
寝ている時というのはただでさえ
体温は低下してしまうので
それを助長してしまう結果になります。

人間が凍死する温度は33度ぐらいと
言われており、
就寝時に冷風に当たり続けることで
心疾患・脳疾患の可能性も危惧されます。

 

・・・なんかほんと、たかがクーラーされどクーラー
みたいな話になってきましたね(^^;

 

冷やさない対策をする

例えば学校やオフィスの座る位置で
どうしてもクーラーの直の風を
避けられない場所が自分の席だという
人もいるかと思われます。

対策としてカーディガンを羽織ったり
ひざ掛けをかけたり
レッグウォーマーを履いたり・・・

そういった工夫をされている方も
よく聞きますが、私がおすすめしたいのは
腹巻などで腰回りを冷やさないように
すること
です。

腰回り・・・正確に言うと
腰のやや下方のお尻の真ん中ですが
そこに”仙骨”と呼ばれる骨があります。

画像引用元:からこと

この仙骨というのは、体の中心にある
こともあり、上半身~下半身と繋がる
血液が流れる場所なんですね。

つまり、この仙骨を温めるということは
全身の血液循環を活性させる効果が
期待できるということです。

こんな本も出ています

 

必殺技:適度な運動と入浴

Right Caption

必殺技?
どゆこと?
これはもう、必殺技なんですよ。
人間が健康であるために
絶対欠かせないこと、それが
適度な運動と入浴(体を温める)です。
 
この場合は、
特に足先の冷えになりますが
クーラーの冷気というのは
足元に襲いかかりますよね。
冷気は暖気より重たいので。
 
足先の冷えを解消する一番簡単な
方法は足を動かしてあげること、
ウォーキングです。
 
そして疲れすぎない程度に
すること。
それもポイントです。
1日に必要な歩数は8000歩程度と
言われています。
 
2万も3万も歩くと膝を痛めて
しまいますので気を付けましょう。
 
入浴は言わずもがなですが、
一度に全身を温めることが
できて誰でも実践できる
便利すぎるやつです。
 
ただ、暑い時期なので入浴で
温まり過ぎて、外に出てから
まだ身体が濡れている状態で
急激にクーラーや扇風機で
冷やしすぎると必要以上に
身体が冷えてしまうので
それも気を付けましょう。
 
Right Caption

どないせえっちゅーねん
Left Caption

院長

ちゃんと体を拭いてから
クーラーや扇風機を
浴びようってことです
 

おわりに

なかなかタイムリーな話題で
お届けしましたが、実際に
今年も梅雨が明けてからエアコンを
使い始めて体調を崩したという
人が多いです。

亜熱帯化している日本では
今後もエアコンとの付き合い方は
考えていかなければいけない
ことだと思います。

最近は本当に日中は外出する気が
失せるほどの暑さですよねぇ。

外でお仕事されている方は
本当に熱中症に気を付けて下さいね。
(ここ数年は部屋にいても熱中症に
なったというニュースを見かけることも
増えましたが)

 

当然ながら須磨区鷹取はくの接骨院でも
エアコンの使用によるクーラー病での
腰痛・ぎっくり腰・頭痛・肩こりの
施術もさせていただきます。

Left Caption

院長

エアコン使い出してから
ちょっと体調が優れないんじゃ?
という不安のある方は是非
お気軽にご相談下さいね