「話す」だけで簡単に痛みが楽になる嘘みたいな本当の話
悩みや相談事を相手に話すだけで楽になる・・・・
そんな経験は誰しもにあると思いますが
実はこれ、腰痛・肩こり・頭痛・膝痛など
体の痛みの解消にも密接に関係します。
ただ、正直その話をしても
接骨院に来る患者さんには反応悪いです(苦笑)
そんなわけない!と。
体のどこかが悪いから痛みが出てるんだろ!と。
痛みがあり、病院でレントゲンを撮ってもらった
けど「どこも異常はありません」と言われるのが
ほとんどです。
腰痛の場合なら、画像異常がないのが85%と
言われています。
痛みは出ているけど、それは目には見えない
部分が原因になっている。
あるいは筋肉、あるいは関節の動きの
悪さ。
ただ、痛みがあるという全ての人の
原因が全て同じであるということは
ありません。
ありえません。
骨や内臓が原因になっている痛み以外は
ほとんどが日常生活が原因になっている
からであり、
そこには当然、体だけでなく心も関係
してくるからです。
「話す」ことでなぜ楽になるのか?
人間の脳は記憶と思考で
分かれています。
記憶する脳と思考する脳。
嫌なことや悩みというのは
記憶する脳で記憶されます。
話すという行動をする時、
人は頭の中で言葉を選び
相手に伝えます。
それによって、自分自身
もやもやしていたものの正体が
わかるというのがあります。
悩んだり、怒ったりしている事柄を
言葉で伝えようとする事で
冷静に分析できているんですね。
それによって、自分のイライラや
モヤモヤがはっきりとわかり
解消されるという効果があります。
溜まりに溜まった記憶の脳の中を
言葉にすることで整理する
という感じですね。
記憶の脳の中身を誰かに伝えたり、
筆記したり言葉として放出する
ことで思考の脳に余裕ができます。
その結果、記憶の脳でいっぱいだった
脳が思考の脳がフル回転できるように
なるんです。
思考の脳が働くことで、冷静に物事に
対処できたり、また違った角度から
物事を見れたりし、問題の解決も
しやすくなるということですね。
怒った時に、”頭を冷やす”ということが
まさにこれの効果です。
誰にも言えない悩みは
紙に書き出してみましょう。
「話す」ことが痛みにとっても効果的な理由
記憶の脳がいっぱいいっぱいの時
そこで人が感じるのは”ストレス”です。
ストレスにももちろん、受けることで
緊張感を保てるような良いストレスも
ありますが、
慢性的にストレスを受け続けることで
影響を受けてしまうのが、自律神経です。
自律神経というのは、人間の意思と
関係なく働く神経で、血流に関しても
大きく関わっているんですね。
たとえば、椅子から立ち上がろうとする時
実は1ℓ程の血液が下半身に残ろうと
するのを、一気に上半身に押し上げてくれるのも
自律神経の働きなんです。
自律神経とは、そうすることで
体のバランスが崩れないように
無意識に守ってくれている神経でもあるわけです。
そんな自律神経がダメージを受け、正常に
働かなくなるということで大なり小なり
血流障害を生んでしまうことになります。
血流障害・血流低下が続いてしまった
結果、生んでしまうのは?
筋肉の硬さです。
痛みには体そのものに異常がある
身体的要因と
精神的なストレスからもたらされる
心因的要因
の2種類があります。
ストレスを感じることで、筋肉が硬くなり
身体的要因・心因的要因を併せ持った
状態になってしまうということが言えます。
そんな状態を防ぐという意味でも
「話す」ことでスッキリすることが
効果的ということです。
まとめ
今回は「話す」ことで
心身ともに楽になりましょう!
というお話でしたが・・・
たとえば、急なぎっくり腰や
寝違いなどでめちゃくちゃ脳が
痛みに支配されている時、
それってつまり、思考ではなく
記憶の脳に痛みが蔓延してしまっている
ということなんですよね。
そんな時は、なかなか冷静な判断も
下せませんし須磨区鷹取はくの接骨院に
おいても、
初診時の痛みの状態で問診の内容は
変えるようにしています。
記憶の脳がいっぱいだと、
思考の脳に余裕がなく
人から何か言われても上手く
考えられなかったりするんですよね。
「女性の愚痴にアドバイスはいらない」
というのもそれが理由です。
まず、吐き出すということが
何より大事で。
そう考えると、一人で考え込まない
ということが本当に大切なんですねぇ。
昔の職場の上司が
”医師から聞いた長生きする秘訣3つ”
・たばこを吸わない
・20歳の体型を維持する
・悩みを一人で抱え込まない
というのを、今まさに15年ぶりぐらいに
思い出しました。